(2012年2月7日23時15分 読売新聞)東日本大震災で聴覚障害者が避難時や避難先で窮したことから、聴覚障害者を支援するNPO法人「ベターコミュニケーション研究会」(東京都中野区)が、災害時に耳が聞こえないことを周囲に知ってもらうための「お助けシール」を作った。

 夜でも目立つよう発光材を使っており、研究会では避難所に置いたり事前に配ったりできないか、行政や企業などに呼びかけている。

 全日本ろうあ連盟の調査では、東日本大震災で聴覚障害者17人の死亡が確認された。逃げた人も、停電でテレビが見られなかったため津波警報を知って避難したケースは少なく、家族や近所の人に手を引かれるままという人が多かった。

 自身も聴覚障害を持つ中園秀喜・同研究会理事長によると、避難所で「炊き出しの知らせが聞こえず、食事がもらえなかった」という人も。聴覚障害は外見から分かりにくいため、情報が得られないことがあるという。

 シールは「聞こえません 手話(筆談)で教えてください」と書かれた障害者用のほか、「手話でどうぞ 筆談もします」と書いた支援者用も作製。名刺サイズで胸や腕などに貼る。太陽光や電灯の光を蓄え、暗い場所で約10時間発光する。



<読売新聞ニュースより>